106万円の壁が撤廃されるというニュース記事を見ましたが、社会保険の適用範囲が拡大していくことは確定しているのでしょうか?

<Yahooニュース>
https://news.yahoo.co.jp/articles/8a7fcef87ae24897eec902a62138bb75b57faad7

ご質問ありがとうございます。

記事にある「106万円の壁」撤廃についてですが、現在の社会保険の加入要件は、年収だけで決まるものではございません。具体的には、従業員数50人以下の事業所では、「フルタイム労働者の4分の3以上(週30時間以上)の労働時間である場合」に加入する必要があり、従業員数51人以上の事業所では、「週20時間以上の労働時間、かつ月の給与が88,000円以上(年収にして106万円以上)」の場合に加入が求められる仕組みとなっています。

記事では、このうち「月の給与が88,000円以上(年収にして106万円以上)」という条件を撤廃する方針を政府が決めた、という内容かと拝見いたしました。これにより、対象となる短時間労働者がさらに拡大することが予想されます。

ただし、現時点では「年収が106万円以上であれば直ちに社会保険に加入しなければならない」といった内容ではないようにもお見受けします。とはいえ、制度の改正は今後段階的に進む可能性があり、引き続き情報収集が非常に重要です。

当事務所でも、最新の情報は事務所だよりなどを通じて随時お知らせしてまいります。また、他にご不明点がございましたら、いつでもご相談いただければ幸いです。

どうぞよろしくお願いいたします。

   ◇

本回答はあくまで私の見解であり、妥当性や正確性を有することを保証するものではありませんので、あらかじめご了承ください。

2024年10月から、社会保険の適用拡大により、短時間労働者の社会保険加入基準が「週20時間以上、月額賃金8.8万円以上、勤務期間2カ月超、学生以外」の条件を満たす場合に変更されました。これにより、従業員の労働時間や賃金の管理がより重要になり、適切な対応が求められるようになりました。

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