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扶養について教えてください。
社会保険上の扶養と、所得税上の扶養があるのは理解しています。
そのうえでお伺いしたいのですが、社会保険上の「扶養」というのは、たとえば子どもが生まれた際に健康保険に加入させるような手続きを指すのでしょうか?
うちは美容国民健康保険に加入していて、「扶養」という制度がないと聞いています。そのため、たとえ本人(女性)・夫・子どもが同じ保険に入っていても、それぞれが個人で加入している形になり、「扶養」とは呼ばないという認識で合っていますか?
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はい、国民健康保険には扶養の概念がありません。そのため、本人、夫、子どもが加入している場合、被扶養者とは呼ばれず、それぞれが被保険者(加入者)という扱いになります。美容国民健康保険の場合は、加入者の人数によって保険料は変動する仕組みになっています。
また、社会保険上の扶養に入れるというのは、おっしゃるとおり、子どもが生まれたら健康保険に加入させることをいいます。これは子どもに限らず、夫や妻、兄弟など、年収が130万円未満であることなどの条件を満たす親族の方でしたら、社会保険の扶養に入れることができます。
美容国保には「扶養」の仕組みがない?その違いを理解しよう
社会保険上の「扶養」とは、年収が130万円未満などの条件を満たした家族を、健康保険の被扶養者として扱う制度です。これに対して、美容国保のような国民健康保険では「扶養」という仕組みがなく、たとえ家族であっても一人ひとりが個別に被保険者(加入者)となります。そのため、加入人数によって保険料が変動するのが一般的です。こうした制度の違いは分かりにくく、混同されやすい点でもあります。
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