固定残業代の導入を考えているのですが、雇用契約書にはどのように記載するのが適切でしょうか?

固定残業代を導入する場合、雇用契約書の賃金欄は、以下のような記載にすることをおすすめいたします。

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1.基本賃金 月給 ○○円
(内訳) 基本給 □□円
     固定残業代 ××円(△△時間分)
※△△時間を超える時間外労働に対しては別途残業代を支給
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このような記載によって、固定残業代の対象となる時間数や超過分に対する追加支払いを明確にしつつ、コンプライアンスも確実に守ることができると思います。

固定残業代を導入するなら、契約書の書き方に注意を

固定残業代を導入する際は、雇用契約書に「何時間分の残業代が含まれているか」や「その時間を超えた分は別途支払うこと」などを明確に記載することが重要です。これらが不明確なままだと、制度が適正に導入されていないと見なされ、トラブルにつながるおそれもあるため、記載内容には十分な注意が必要です。

こうした契約書の整備や制度導入のサポートには、社会保険労務士の知見が非常に有効です。
「どこでも社労士」では、従業員500人未満の事業者様を対象に、チャットやメールで専門家がスピーディーにご相談に応じています。固定残業代の導入をはじめ、人事・労務の疑問や不安があるときは、ぜひご活用ください。

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※本Q&Aは、「どこでも社労士」利用規約第5条第8項に基づき、弊所に寄せられた質問や相談のうち、弊所が参考になると判断したものを編集のうえ掲載しています。
※本回答はあくまで私の見解であり、妥当性や正確性を有すること、およびこれらの対応だけで十分ということを保証するものではありませんので、あらかじめご了承ください。

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