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従業員の中に、無断欠勤を繰り返している者がおります。
先ほども本人と話をしましたが、何度注意しても改善が見られず、元請け様にもご迷惑をおかけしている状況のため、「これ以上は現場に出すことはできない。今後も出勤しないようであれば、解雇も検討せざるを得ない」と伝えたところです。しかし本人は「辞めたくない」の一点張りで、他の従業員からも「納得できる処分をしてほしい」という声が上がっています。
無断欠勤を繰り返す従業員に対しては、どのような処分が適切でしょうか。
また、やってはいけない不適切な処分があれば、併せてご教示いただければ幸いです。 -
このたびの従業員の対応をめぐるご心配やご苦労、お察しいたします。
事業主には、従業員に対して業務上必要な注意や指導をする権限があります。指導をしても改善の見込みがない、このままでは業務に支障をきたす可能性が高いといった場合には、ご質問者様のおっしゃるとおり、退職勧奨や解雇といった対応を検討すべき段階に入っていると考えられます。
無断欠勤の状況にもよりますが、まずは「始末書の提出」や「厳重注意」など、段階的な対応を行い、それでも改善が難しいようであれば、退職勧奨や解雇の検討に進むのが適切かと思います。
一方で、やってはいけない対応としては、就業規則等に定めのない処分を行ったり、感情的に即時解雇を通告したりすることです。こうした対応はトラブルのもとになるので避けることをおすすめいたします。
無断欠勤が起こらない職場をつくるには
無断欠勤が続き、改善が見られない従業員への対応は、現場への影響だけでなく、職場全体の士気にも大きく関わる問題です。
今回のケースのように、退職勧奨や解雇を検討せざるを得ない段階に至る前に、会社側として「未然にどこまで備えておけるか」が非常に重要になります。
まず、無断欠勤や遅刻・早退に関するルールは、就業規則や服務規律の中でできる限り具体的に記載しておくことが望ましいです。
また、普段から勤務状況を記録し、注意・指導を行った際の記録を残しておくことで、客観的で一貫性のある対応が取れるようになります。
さらに、従業員とのコミュニケーション体制を整えておくことも欠かせません。
体調不良や家庭事情など、本人に事情がある場合も少なくないため、相談しやすい環境をつくっておくことで、無断欠勤そのものを減らせる可能性があります。
無断欠勤は、放置すると周囲の従業員にも不満が広がりやすい問題です。
早期に対応できる制度とコミュニケーションの仕組みを整えることで、トラブルの予防と働きやすい職場づくりにつなげていただきたいと思います。
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